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スナーク号の航海

スナーク号の航海 (88) - ジャック・ロンドン著

「用意はいいか」と、ぼくはマーティンに言った。「いいぜ」と彼は答えた。ぼくはぐいと引き抜いた。やった! 歯はゆるゆるで、すぐに抜けた。鉗子にはさんだまま高くかかげた。「もどしてくれよ、頼むからもどして」と、マーチンが懇願した。「速すぎて撮り...
スナーク号の航海

スナーク号の航海 (87-2) ー ジャック・ロンドン著

第十七章しろうと医師スナーク号に乗ってサンフランシスコから出帆したとき、ぼくは病気については山国スイスに海軍があるとしてその司令長官が海について知っているのと同じくらいの知識しかなかった。というわけで、ここで、これから熱帯地方に出かけようと...
本棚

スプレー号世界周航記

著者:ジョシュア・スローカム  翻訳:高橋泰邦  出版社:草思社 1977年ジョシュア・スローカムは1895年4月から98年6月にかけて小型ヨットで初めて世界一周したカナダのヨット乗り。朽ちかけていた漁船を譲り受け、自力でヨットに改造し、4...
ノウハウ

天測航法12─位置の線航法(2)

位置の線航法(2)前項で説明したように、天体(ここでは太陽)が真上に見える場所の緯度経度と船がある位置の緯度経度(推定値)がわかれば、船が円周上に存在する円が描ける。計算した天体の高度と実際に測定した高度の差で、円をもっと大きくすべきか小さ...
スナーク号の航海

スナーク号の航海 (87) - ジャック・ロンドン著

第十七章しろうと医師スナーク号に乗ってサンフランシスコから出帆したとき、ぼくは病気については山国スイスに海軍があるとしてその司令長官が海について知っているのと同じくらいの知識しかなかった。というわけで、ここで、これから熱帯地方に出かけようと...
ノウハウ

天測航法11─位置の線航法 (1)

位置の線については、平面で考えるとわかりやすい。海上にいて、ある小さな島の山の頂上が磁針方位で60度の方向に見えたとする。海図のコンパスローズで60度に定規をあてて、その島まで平行移動させ、山頂を通る線(方位線)を引けば、自分の現在地は、そ...
スナーク号の航海

スナーク号の航海 (86) - ジャック・ロンドン著

「ワッツネイム(名前は?)」は、ピジン語で最もやっかいだ。意味はすべて、言い方で変わってくる。「何の商売?」の場合もあれば、「こんな無礼なことをして、どういうつもりだ?」となることもある。何がほしいんだ? 何を探してるんだ? ちゃんと見張っ...
ノウハウ

天測航法10─陸が見えるときの航法

今回は陸が見えるときの航法について沿岸航海での位置の確認は地文航法となり、天文航法とは別物。とはいえ、方位線とか位置の線といった概念は二次元か三次元かの違いがあるだけで考え方そのものは同じなので、最低限必要な地文航法の知識があれば、天文航法...
スナーク号の航海

スナーク号の航海 (85) - ジャック・ロンドン著

ところで、ツーマッチは、元の英語と異なり、ピジン語では何か過剰なことを示すのではない。単に一番上だということを指す。ある村までの距離を原住民にたずねると、答えは「近い(クローズアップ)」「ちょっと遠い(ロングウェイ、リトルビット)」「だいぶ...
ノウハウ

天測航法 9─太陽や月、星が観測できないときの推測航法

太陽などの天体は天候が悪ければ測定のしようがない。それに毎日正午に天測するにしても、その間の位置も可能であれば知っておく必要がある。そのときに用いられるのが推測航法(Dead Reckoning navigation、略称は DR)である。...
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