スナーク号の航海 スナーク号の航海 (40) - ジャック・ロンドン著 馬の通れる道といっても、それほど広いわけではない。これを造った技師のように、道自体が何にでも果敢にいどんでいるのだ。ディッチ(水路)は山塊を突き抜け、乗りこえ、峡谷を飛びこえたりしているのだが、馬の道──これからはトレイルと呼ぶが──も、こ... 2016.04.30 スナーク号の航海読み物
スナーク号の航海 スナーク号の航海(39) - ジャック・ロンドン著 ぼくらは火口壁を登り、ちょっと無理かなと思われるところまで馬を乗り入れた。岩を落下させたり、野生のヤギを撃ったりした。ぼくはヤギは狙わなかった。しょっちゅう岩を落下させていたからだ。ある場所のことは今でも忘れない。そこでは、馬ほどの大きさの... 2016.04.23 スナーク号の航海読み物
スナーク号の航海 スナーク号の航海 (38) - ジャック・ロンドン著 その昔、島で放牧されていた牛を夜間に囲っておくために使われた石囲いの中で ビーフジャーキーとかためのポイで昼食をとった。半マイルほどクレーターの縁を迂回してから、火口の中へ降りていく。火口底は二千五百フィート(約七百五十メートル)下にあり、... 2016.04.16 スナーク号の航海読み物
スナーク号の航海 スナーク号の航海 (37) - ジャック・ロンドン著 また朝になり、ブーツをはき、馬に乗り、カウボーイと荷馬を伴って頂上に向かった。荷馬は五ガロンの袋を左右に振り分けて合計二十ガロンの水を運んだ。クレーターの縁から数マイル北東の地域は世界のどこよりも大量の降水があるのだが、クレーターの内側には... 2016.04.09 スナーク号の航海読み物
スナーク号の航海 スナーク号の航海 (36) - ジャック・ロンドン著 第八章太陽の家 たえず動きまわる精霊のように、海や陸の絶景や自然の驚異や美を求めて地球上を旅している多くの人々がいる。そういう人々はヨーロッパにあふれている。フロリダや西インド諸島、ピラミッドやカナディアンロッキーやアメリカのロッキー山脈で... 2016.04.02 スナーク号の航海読み物