ノウハウ

スマホでナビをしてくれるGPS全盛時代に、天測航法とか天文航法と呼ばれる航法(太陽や月、星の海面からの高さを六分儀と呼ばれる器具で測定して現在地を知る方法)は時代遅れですし、現実の航海でも必要になる場面はもうほとんどありません。

その意味で、デジタル情報があふれている現代に天測や六分儀(セクスタント)について語ることは、ステレオや空調のないビンテージカーの整備にお金や時間をつぎこむ「マニア」のうんちくを聴かされるようなものかもしれません。

とはいえ、この知識があればパイレーツ・オブ・カリビアンなどの帆船が出てくる映画や小説がもっと楽しめることはまちがいないので、そういう分野に少しでも興味のある人はちょっとのぞいてみてください。

もくじ

[ 1 ]天測航法 1─はじめに

[ 2 ]天測航法 2─天測って何?

[ 3 ]天測航法 3─なぜ太陽が真南にきた時間を知ると自分のいる位置(経度)がわかるのか

[ 4 ]天測航法 4─天測航法にひつようなもの

[ 5 ]天測航法 5─子午線高度緯度法

[ 6 ]天測航法 6─北極星緯度法

[ 7 ]天測航法 7─経度を知る

[ 8 ]天測航法 8─六分儀の使い方

[ 9 ]天測航法 9─太陽や月、星が観測できないときの推測航法

[ 10 ]天測航法10─陸が見えるときの航法

[ 11 ]天測航法11─位置の線航法(1)

[ 12 ]天測航法12─位置の線航法(2)