2017-10

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スティーヴンソンの欧州カヌー紀行

スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (21)

増水したオアーズ運河翌朝、九時前にエトルーで二隻のカヌーを小型の荷馬車に積みこんだ。ぼくらも馬車の後からついていったが、この気持ちのよい渓谷は、見渡す限りホップ畑やポプラの木々でおおわれていた。丘の斜面のあちこちに感じのよい村々が点在してい...
スティーヴンソンの欧州カヌー紀行

スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (20)

同じことをイギリスでやってみれば、すぐに反駁されるだろう。とんでもない、自分の生活はひどいもので、あなたの方が恵まれてますよ、と。フランスのよいところは、だれもが自分は恵まれているとはっきり認めることだ。彼らは皆、自分の恵まれている点につい...
スティーヴンソンの欧州カヌー紀行

スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (19)

サンブル運河とオアーズ運河: 運河を航行する船翌日、ぼくらは遅くなってから雨の中を出発した。判事は傘をさして水門の端まで見送ってくれた。スコットランド高地をのぞけば、めったにこうなることはないのだが、ぼくらは今は天候についてはおそろしく謙虚...
スティーヴンソンの欧州カヌー紀行

スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (18)

広く知られていることだが、ロバの尻をたたいて急がせることほど無駄なことはない。ロバの尻をたたいて効果があるかというと、どんなにムチをふるったところで、鈍重なロバという生物がそれに応じて歩を早めることはないと、ぼくらは知っている。しかし、こう...
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