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スナーク号の航海

スナーク号の航海 (84) - ジャック・ロンドン著

第十六章 ピジン語*1 白人の交易商人の数が多いこととエリアが広いこと、原住民の言語や方言が二十以上もあるということになれば、交易商人たちは、まったく新しい、科学的とはいえないものの、完全に実用に適した言葉を作り出す。そうやって実際に作り出...
ノウハウ

天測航法 8─六分儀の使い方

ここでは、六分儀の使い方について理解しよう。六分儀は、船の航海で天体の位置(角度や高度)を観測して現在位置を知るために必須の道具で、帆船やヨットの外洋航海では、こんな光景がよく見られる。観測しているのは『野生の呼び声』などの作品で知られる作...
スナーク号の航海

スナーク号の航海(83) - ジャック・ロンドン著

その夜、コールフェイルド氏は警告を発した。ぼくらが募集した労働者の一人に、貝の貨幣を五十ファザムとブタ四十匹の賞金がかかっているというのだ。船の略奪に失敗した森の民は、その男の首を狙うことにしたらしい。殺し合いが始まってしまうと、いつ終わる...
ノウハウ

天測航法 7─経度を知る

緯度に比べれると、経度の求め方は、かなりハードルが低くなる。「なぜ太陽が真南にきた時間を知ると自分のいる位置(経度)がわかるのか」の項で簡単に説明したが、ここでは、ざっとおさらいをして、実践的な手順に進もう。地球は1日に1回自転している。一...
スナーク号の航海

スナーク号の航海 (82) - ジャック・ロンドン著

ミノタ号は手を抜かずに建造されていた。こういうことは、船が岩礁に乗り上げたようなときにものを言う。船が何に耐えたかについては、座礁して最初の二十四時間に二本の錨鎖がちぎれ、八本の太いロープが切れたという事実でもわかるだろう。乗組員たちは海に...
ノウハウ

天測航法 6─北極星緯度法

2-2 北極星緯度法天候によっては正午に太陽を観測できるとは限らない。緯度を知る有力なバックアップ手段として北極星がある。北極星は、ひしゃくの形をした北斗七星やWの形をしたカシオペア座を使った見つけ方を含めて、最もよく知られている星の一つだ...
スナーク号の航海

スナーク号の航海(81) - ジャック・ロンドン著

もう一つの人工島のスアヴァで、チャーミアンは二度目の災難にあった。スアヴァで一番の大物だという男(つまり、スアヴァで最高の偉い人)が船に乗ってきたのだ。だが、そいつは最初、ヤンセン船長に自分の高貴な身を包みかくす布が必要だと使者を送ってきた...
ノウハウ

天測航法 5─子午線高度緯度法

2 実践編 緯度帆船による大航海時代には、まだ正確な時間を知るクロノメーターがなかったので、航海術の基本は「緯度を知る」ことだった。まず目的地と同じ緯度まで航海し、その緯度に達してから東または西に向けて航海するわけだ。これはコロンブスの第一...
スナーク号の航海

スナーク号の航海(80) - ジャック・ロンドン著

「どの殺人について話をしてるんですか?」と、ふいにクライフィールド氏がヤンセン船長に聞いた。どうも会話がちぐはぐだった。ヤンセン船長は説明した。「ああ、それは私が話しているのとちがいます」と、クライフィールド氏が言った。「昔の話ですよ、二週...
ノウハウ

天測航法 4─天測航法に必要なもの

天測に必要な道具はいろいろあるが、なければ話にならないという必須のものと、あれば便利かな(もっと正確になるかな)というものの二種類がある。まずリストを示し、その後で説明を加える。必須のもの1.正確な時計(クロノメーター)2.六分儀(セクスタ...
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