ヨーロッパをカヌーで旅する 91:マクレガーの伝説の航海記 付録 - 役に立ったものと不要だったもの

ジョン・マクレガー著

現代のカヤックの原型となった(帆走も可能な)ロブ・ロイ・カヌーの提唱者で、自身も実際にヨーロッパや中東の河川を航海し伝説の人となったジョン・マクレガーの航海記(連載の第91回)。
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以下は、初版本巻末の付録です。
現代のカヌー/カヤックの長期航海と共通する点もありますね。

1. カヌー旅で役に立ったもの

装備
・パドル: 両端にブレードがついているタイプ。
・係留用ロープ: はじめのうちは9 m強。のちに約6 mに切り詰めた。
・スポンジ
・防水カバー: カヌーの開口部にかぶせる。大きさ 1.5 m x 0.7 m
・ユニオンジャック旗: 絹地で青色。大きさ 30 cm x 20 cm
・マスト(帆柱)
・ブーム(帆の下側を支える)
・ヤード(帆の上側を支える)
・ラグスル: (三角帆の上部を切り取ったような)四角形の帆。
帆関係の名称
・予備の帆: 日よけとして使用。

・ストレッチャー: 木枠をつけた簡易ベッド。
・バックボード(背板)
・フロアボード(床板)
・着座シートとして使ったカゴ: 30 cm x15 cm、深さ2.5 cm
・ゴム引きの防水コート

修理道具など
・鉄くぎ
・真鍮くぎ
・銅板
・銅くぎ
・パテ
・鉛白(白色顔料)
・木工キリ
・糸
・ひも
・予備のボタン
・針
・ピン

・徒渉(としょう)用の布靴(木の下駄のようなものの方がよいかも)

※現代ではスポーツサンダルでしょうか。

上記の品目は(宿泊する際も)ずっとカヌーに積んでおいた。

・黒いバッグ: 3カ月の旅でホテルに宿泊する時など。40 cm x 40 cm x 15cm。
このバッグのフタには3個のボタンがついている。肩かけ用のストラップあり。
・ノーフォーク・ジャケット: フランネル(ネル)生地。ポケットのフラップが長すぎなくて、水に浸かった場合は裏返しできる。
・幅広のズボン: フランネル生地
・幅広のバックル付きベルト
・ズボン吊り: 上陸時の着替え用ズボンで使った。ただし、カヌーに乗っているときは背中側のボタンが邪魔になる。
・シャツ: フランネル生地
・別に上陸時用のシャツ
・麦わら帽子: おすすめ。
いろいろな旅で16種類の帽子を使ってみたが、カヌーではこれがベスト。
・薄いアルパカの黒いサンデーコート
・厚地のチョッキ
・黒皮で軽く底が弾力のある靴: 岩や集落の石畳を歩ける強度が必要。
・布製帽子: これは何かを入れるためにのみ使用。
・カラー: (上着)二個。
  ・小さなハンカチ: 三枚
・リボンタイ
・木綿の靴下: 二足。急に徒渉することになってもすぐに脱げる。晴天時にカヌーのデッキに載せて置けば乾く。
・ブラシ
・櫛(くし)
・歯ブラシ
・聖書
・パスポート: この季節はほとんど不要になるだろう。
・革の財布: 大型。中身も入れておく。
・流通紙幣
・小銭: 頻繁に使う。
・青いメガネ: 丈夫なケースに入れておく。
・束にした紙: 日記やスケッチ用
・黒、青、赤色のチョーク
・鉄筆
・地図: ポケットに入れておいていつでも見られるように、15センチ四方くらいに切り取っておく。
・パイプ
・タバコ入れ
・軽量の箱: 金属製、防湿。
・ガイドブックおよび気晴らしに読む本: 数百マイルも持ち運ぶことになるので、表紙や不要なページはすべて切りとっておく。読み終えたページも捨てる。
小型ボートでは軽量化がポイントになるので、余計なものは蚊一匹でも排除すべし。
・フランス語とドイツ語の絵入り新聞、小冊子、歴史書など: 日曜に読んだり、出会った人にその場で渡したりする。渡した相手は喜んでくれるので多ければ多いほどよい。
・薬: 薬草のルバーブ(大黄)とばんそうこう。
・小型ナイフ
・鉛筆

こうしたものはロンドンのビショップスゲートにあるメサーズ・シルバーズでそろう。

2. 不要だったもの

・ボートフック
・肌着
・防水のヘルメット
・通気のよい帽子
・外国語の会話帳
・ガラス製の飲料ボトルと特許を受けたコルク(水筒用)
・トゲ抜き

3. 紛失するか盗難にあったもの

・背もたれのクッション
・尻の下に敷いてクッションにする防水バッグ
・大型ナイフ
・ネクタイ
・織物のチョッキ
・キニーネ(マラリア治療薬)の箱
・柄のついたナイフ

柄のついたナイフをのぞき、この紛失・盗難した品目についてはなくても別に不自由はしなかった。チョッキなどはユダヤ人から別に厚いのを買った。

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カテゴリー:読み物
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