帆船の本、ヨット航海記の本とくれば、次はカヌー/カヤックの本ですね。
この分野では、今年亡くなった野田知佑(のだともすけ)の著作が質量ともに群を抜いています。
彼のカヌー関係の本や雑誌の記事は、登山が中心だった日本のアウトドアシーンのイメージをがらりと変え、カヌーでの川下りや犬をつれて旅することが、今では違和感なく受け入れられるようになってきています。
というわけで、今回は彼の著作リストです。
- 『カヌー犬・ガク』野田知佑著、小学館
- 『カヌー式生活』野田知佑著、文藝春秋
- 『ガリバーが行く』野田知佑著、新潮社
- 『カワムツの朝、テナガエビの夜――こぎおろしエッセイ』野田知佑著、小学館
- 『笹舟のカヌー』野田知佑著、藤岡牧夫(イラスト)、小学館
- 『ささ舟、四万十川を行く』野田知佑著、藤岡牧夫(イラスト)、岩崎書店
- 『ささ舟カヌー 千曲川スケッチ』野田知佑文、藤岡牧夫(イラスト)、平凡社
- 『さらば、ガク』野田知佑著、文藝春秋
- 『さらば、日本の川よ――野田知佑のカヌーは座敷』野田知佑著、思想の科学社
- 『しあわせな日々――カヌー犬・ガク写真集』野田知佑著、小学館
- 『ダムはいらない! 新・日本の川を旅する』野田知佑著、小学館
- 『ともにさすらいてあり カヌー犬・ガクの生涯』野田知佑著、文藝春秋
- 『ナイル川を下ってみないか』野田知佑著、ネイチュアエンタープライズ
- 『なつかしい川、ふるさとの流れ』野田知佑著、新潮社
- 『のんびり行こうぜ――こぎおろしエッセイ』野田知佑著、新潮社
- 『ハーモニカとカヌー』野田知佑著、新潮社
- 『ぼくの還る川』野田知佑著、新潮社
- 『ユーコン川を筏で下る』野田知佑著、小学館
- 『ユーコン漂流』野田知佑著、ネイチュアエンタープライズ
- 『ゆらゆらとユーコン』野田知佑著、新潮社
- 『雲を眺める旅――アラスカの川辺から』野田知佑著、本の雑誌社
- 『魚眼漫遊大雑記』野田知佑著、新潮社
- 『今日も友だちがやってきた』野田知佑著、小学館
- 『小ブネ漕ぎしこの川』野田知佑著、新潮社
- 『少年期』野田知佑著、文藝春秋
- 『世界の川を旅する』野田知佑著、藤門弘共著、世界文化社
- 『川からの眺め』野田知佑著、新潮社
- 『川の学校』野田知佑著、三五館
- 『川へふたたび――野田知佑カヌーエッセイ・ベスト』野田知佑著、小学館
- 『川を下って都会の中へ』野田知佑著、新潮社
- 『南の川まで』野田知佑著、新潮社
- 『南へ――新・放浪記2』野田知佑著、文藝春秋
- 『日本の川を旅する―カヌー単独行』野田知佑著、新潮社
- 『北の川から』野田知佑著、新潮社
- 『北極海へ――あめんぼ号マッケンジーを下る』野田知佑著、文藝春秋
- 『本日順風――野に行く者の身の上相談集』野田知佑著、地球丸
- 『旅へ――新・放浪記』野田知佑著、文藝春秋
どうでしょうか、この数。
雑誌連載が主ですが、水に限らず冒険やアウトドア系で、これだけ多作な作家は他にいませんね(それだけ、出せば売れるという評価が定着しているということでもあるのでしょう)。