天測

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ノウハウ

天測航法12─位置の線航法(2)

位置の線航法(2)前項で説明したように、天体(ここでは太陽)が真上に見える場所の緯度経度と船がある位置の緯度経度(推定値)がわかれば、船が円周上に存在する円が描ける。計算した天体の高度と実際に測定した高度の差で、円をもっと大きくすべきか小さ...
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天測航法11─位置の線航法 (1)

位置の線については、平面で考えるとわかりやすい。海上にいて、ある小さな島の山の頂上が磁針方位で60度の方向に見えたとする。海図のコンパスローズで60度に定規をあてて、その島まで平行移動させ、山頂を通る線(方位線)を引けば、自分の現在地は、そ...
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天測航法 9─太陽や月、星が観測できないときの推測航法

太陽などの天体は天候が悪ければ測定のしようがない。それに毎日正午に天測するにしても、その間の位置も可能であれば知っておく必要がある。そのときに用いられるのが推測航法(Dead Reckoning navigation、略称は DR)である。...
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天測航法 8─六分儀の使い方

ここでは、六分儀の使い方について理解しよう。六分儀は、船の航海で天体の位置(角度や高度)を観測して現在位置を知るために必須の道具で、帆船やヨットの外洋航海では、こんな光景がよく見られる。観測しているのは『野生の呼び声』などの作品で知られる作...
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天測航法 3─なぜ太陽が真南にきた時間を知ると自分のいる位置(経度)がわかるのか

経度については、海外旅行をするときの日本と現地時間の差(時差)と考え方は同じで、経度が15度で1時間の差になる(360÷24=15)。緯度よりずっとわかりやすい。とはいえ、赤道付近で経度が1度違うと距離は60海里(1852m×60=1111...
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天測航法 2ー天測って何?

まず、これだけは押さえておこう(基本の原理)天側航法/天文航法とは、天空を動いている天体(太陽や月、恒星、惑星)の位置を測定することで地球上での自分の位置を知り、それに基づいて航海することをいう。地球が完全な球で、自転の軸(地軸)が地球と太...
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天測航法 1─はじめに

はじめにカーナビはいうまでもなく、道に迷ったらスマホに内蔵されているGPSを使ったナビ・アプリで道案内してもらえばいい時代には、六分儀を使った天文航法による位置測定は、旧世紀の遺物、ほこりまみれの骨董の世界のように思える。とはいえ、大航海時...
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