ヴァンデ・グローブ(単独無寄港世界一周ヨットレース) 白石康次郎氏もまもなくフィニッシュ

昨年11月にフランスをスタートしたヴァンデ・グローブ(単独無寄港世界一周ヨットレース)もそろそろ大詰めです。

トップはすでにフィニッシュしました。

ヨットの冒険航海ではフランスが圧倒的に強くて、これで1989年の第一回からフランス艇が九連覇しています。

日本から参加している白石康次郎氏はまもなく(今週中には)フィニッシュしそうです(下は各艇の航跡図)。

フィニッシュ付近を拡大すると、フランスとスペインにはさまれたビスケー湾に入ろうとしている2艇があります。

中央の黄色の大きな船の下の灰色が白石艇(DMG Global One)。

画面左上の枠は白石艇の詳細データを表示させたところ。

外洋レースなのにリアルタイムで進行状況が一目でわかりますね。

前回は資金不足のため、前々回の中古ヨットを購入しての参戦で、途中でディスマストしてリタイヤでしたから、今回は雪辱となりそうです。

半世紀以上前の1962年に23歳の堀江謙一氏が全長6メートルほどの合板製ヨット・マーメイドで「太平洋を横断」した時は約三ヶ月(94日)を要しました

白石康次郎氏がこのまま順調に航海してフィニッシュすれば、堀江さんとほぼ同じ三ヶ月で「世界一周」したことになります。時代の変化は激しいですね。

ヴァンデ・グローブのオフィシャルサイトはこちら
※英語・フランス語なのでご注意ください。

日本語では、舵オンライン(日本で唯一のヨット雑誌を発行している出版社)でレポートを読むことができます。

世界一周中の日本のヨット花丸・ケープタウンに寄港

日本の自作木造艇・花丸(2本マスト=ケッチ)が世界一周航海の後半に入りました。

現在掲載中の『海のロマンス』とほぼ同じコースをたどり、
南アフリカのケープタウンに寄港したところです。
現代はGPSのデータを利用して航跡をネットで確認できます。隔世の感がありますね。

日本の四国-太平洋横断-北米西海岸-南米最南端(ケープホーン)回航-大西洋を縦断(北上)-ヨーロッパ-太平洋を縦断(南下)-南アフリカ・ケープタウン

というコースです(上の画像をクリックするとホームページに移ります)。

ロンドンまでは予算と日程の関係で北上しなかった大成丸に比べると、元々数年がかりの世界一周の予定で、コロナで足止めを食うなど、航海距離と日程は大幅に長くなっているようです。

2019~2020 日本-パラオ親善ヨットレース

日本の横浜から太平洋に浮かぶパラオ諸島までの外洋ヨットレース「2019~2020 日本-パラオ親善ヨットレース」が現在進行中です。

2019年12月末に出発し、1月5日の時点で中間点を過ぎています。
ボート/ヨット追跡システムで各参加艇の現在位置と航跡も自宅にいながらにして知ることができます。

palau-yachtrace2019-2020b
冬場のアームチェア・セイラーには便利な時代になりました。

サイトはこちら
https://japan-palau-yachtrace.com/