スナーク号の航海

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スナーク号の航海

スナーク号の航海(7) ジャック・ロンドン著

第2章信じられない、ひどい話「金は惜しまない」と、ぼくはロスコウに言った。「スナーク号のすべてを最高のものにしようぜ。見てくれなんて、どうだっていい。ぼくとしては、仕上げは無垢の松材で十分だ。金は建造費に使う。スナーク号をどんな船にも負けな...
スナーク号の航海

スナーク号の航海(6) ジャック・ロンドン著

だが、このエンジンについては、これだけではない。とても強力なのだ。ぼくらはか弱い男二人と女性一人。アンカーを手で持ち上げたりすれば心臓も背骨もいかれてしまうだろう。そういう仕事はエンジンにさせればいい。というわけで、エンジンのパワーをどうや...
スナーク号の航海

スナーク号の航海(5) ジャック・ロンドン著

ぼくらは(川や運河などの)内水面でもたくさんのことをするつもりだ。スナーク号は小さいので、それも可能だろう。内水面では、マストを倒し、エンジンで進む。中国には多くの運河があるし、揚子江もある。政府の許可が得られたら、そこで何カ月かすごすこと...
スナーク号の航海

スナーク号の航海 (4) ジャック・ロンドン著

スナーク号の航海にはもう一つの側面もある。ぼくは生きているうちに世界を見てみたいし、一つの小さな町や村より大きな世界を見ておくべきだろう。ぼくらはどんな航海にするかほとんど何も決めていなかった。絶対なのは一つだけで、それは最初の寄港地をホノ...
スナーク号の航海

スナーク号の航海 (3) ジャック・ロンドン著

生きているというのは、それだけで成功した生活であり、成功とはその程度の鼻息のようなものだ。むずかしいことをやり遂げるというのは、厳しく大変な努力が必要とされる環境でうまく調整できたということだし、それが困難であればあるほど、成し遂げたときの...
スナーク号の航海

スナーク号の航海(2)  ジャック・ロンドン著

突き詰めて言えば「好きだから」だ。これは信条のさらに奥に秘められていて、生活のかなめに編みこまれている。この信条という名目で、人は何をすべきかについて時間をかけてもっともらしく語るのだが、要するにそれは「好きだから」に帰着し、信条は消えてし...
スナーク号の航海

スナーク号の航海(1)  ジャック・ロンドン著

スナーク号の航海The Cruise of the Snarkジャック・ロンドン著Jack London明瀬和弘訳Dover edition, first published in 2000底本:1919年に刊行されたMacmillan版の...
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