スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (17) ランドルシーにてランドルシーでは、雨はまだ降っていて、風も吹いていた。だが、ぼくらが見つけたホテルの部屋にはベッドが二つあり、たくさんの家具が備えつけてあった。水差しにはちゃんと水が入れてあったし、食事もきちんとしていて、ワインも本物だった... 2017.09.30 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行読み物
スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (16) ぼくらがたどっていく水路がずっと森の中にあったらよかったのにと思う。木々は人間の社会そのものだ。オークの老木は宗教改革の前からずっとそこに立っていて、多くの教会の尖塔よりも高いし、そこらの山々より堂々としている。しかも生きていて、ぼくらと同... 2017.09.23 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行読み物
スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (15) サンブル運河 - ランドルシーへ朝、ぼくらが屋根裏部屋から降りていくと、女主人は玄関の扉の裏側に置いてある水を入れた二つのバケツを示し、「それで顔を洗って」と言った。ぼくらはそれで顔を洗った。ジリヤール夫人は玄関前の石段で一家の靴を磨いてい... 2017.09.09 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行読み物
スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (14) 行商人と誤解されたことについて、そう傷ついたというわけではなかった。自分がそういう人たちより上品な食べ方をしたとか、フランス語の間違いだって、ちょっと種類が違うとか思ったとしても、その差が宿屋の女主人や二人の労働者にはまずわからないだろうか... 2017.09.02 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行読み物