ノウハウ 『六分儀と天文航法入門』が出版されました 『六分儀と天文航法入門』デジタルの時代だからこそアナログがおもしろい!海洋冒険文庫 編著ISBN 978-4-908086-18-2アマゾン・キンドルで先行発売しましたが、オンデマンドによる紙の本もまもなくご利用いただけます。海洋冒険文庫で... 2023.07.10 ノウハウ天測航法
ノウハウ 天測航法12─位置の線航法(2) 位置の線航法(2)前項で説明したように、天体(ここでは太陽)が真上に見える場所の緯度経度と船がある位置の緯度経度(推定値)がわかれば、船が円周上に存在する円が描ける。計算した天体の高度と実際に測定した高度の差で、円をもっと大きくすべきか小さ... 2017.03.26 ノウハウ天測航法
ノウハウ 天測航法11─位置の線航法 (1) 位置の線については、平面で考えるとわかりやすい。海上にいて、ある小さな島の山の頂上が磁針方位で60度の方向に見えたとする。海図のコンパスローズで60度に定規をあてて、その島まで平行移動させ、山頂を通る線(方位線)を引けば、自分の現在地は、そ... 2017.03.19 ノウハウ天測航法
ノウハウ 天測航法10─陸が見えるときの航法 今回は陸が見えるときの航法について沿岸航海での位置の確認は地文航法となり、天文航法とは別物。とはいえ、方位線とか位置の線といった概念は二次元か三次元かの違いがあるだけで考え方そのものは同じなので、最低限必要な地文航法の知識があれば、天文航法... 2017.03.12 ノウハウ天測航法
ノウハウ 天測航法 9─太陽や月、星が観測できないときの推測航法 太陽などの天体は天候が悪ければ測定のしようがない。それに毎日正午に天測するにしても、その間の位置も可能であれば知っておく必要がある。そのときに用いられるのが推測航法(Dead Reckoning navigation、略称は DR)である。... 2017.03.05 ノウハウ天測航法
ノウハウ 天測航法 8─六分儀の使い方 ここでは、六分儀の使い方について理解しよう。六分儀は、船の航海で天体の位置(角度や高度)を観測して現在位置を知るために必須の道具で、帆船やヨットの外洋航海では、こんな光景がよく見られる。観測しているのは『野生の呼び声』などの作品で知られる作... 2017.02.26 ノウハウ天測航法
ノウハウ 天測航法 7─経度を知る 緯度に比べれると、経度の求め方は、かなりハードルが低くなる。「なぜ太陽が真南にきた時間を知ると自分のいる位置(経度)がわかるのか」の項で簡単に説明したが、ここでは、ざっとおさらいをして、実践的な手順に進もう。地球は1日に1回自転している。一... 2017.02.19 ノウハウ天測航法
ノウハウ 天測航法 6─北極星緯度法 2-2 北極星緯度法天候によっては正午に太陽を観測できるとは限らない。緯度を知る有力なバックアップ手段として北極星がある。北極星は、ひしゃくの形をした北斗七星やWの形をしたカシオペア座を使った見つけ方を含めて、最もよく知られている星の一つだ... 2017.02.12 ノウハウ天測航法
ノウハウ 天測航法 5─子午線高度緯度法 2 実践編 緯度帆船による大航海時代には、まだ正確な時間を知るクロノメーターがなかったので、航海術の基本は「緯度を知る」ことだった。まず目的地と同じ緯度まで航海し、その緯度に達してから東または西に向けて航海するわけだ。これはコロンブスの第一... 2017.02.05 ノウハウ天測航法
ノウハウ 天測航法 4─天測航法に必要なもの 天測に必要な道具はいろいろあるが、なければ話にならないという必須のものと、あれば便利かな(もっと正確になるかな)というものの二種類がある。まずリストを示し、その後で説明を加える。必須のもの1.正確な時計(クロノメーター)2.六分儀(セクスタ... 2017.01.29 ノウハウ天測航法