スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (38) オアーズ川を下る: コンピエーニュまで晴れの日が少なくて雨天と晴天の区別がつきにくいスコットランドのハイランド地方はともかくとして、どんなにがまん強い人でも、道中ずっと雨に濡れ続けていれば、しまいにはうんざりするものだ。ノアイヨンを出た日の... 2018.02.24 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行読み物
スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (37) 午後、ホテルの外に座っていると、うめいているようにも聞こえるオルガンの甘く荘厳な響きが聞こえてきて、教会から呼び出しを受けたような気がした。ぼくは観劇は大好きだし、芝居の一幕か二幕を見るのもいやではなかったが、そのときに実際に見た儀式がどう... 2018.02.17 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行読み物
スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (36) ノアイヨン大聖堂ノアイヨンは川から一マイルほど離れた、木々の生い茂る丘に囲まれた狭い土地にあり、町全体に瓦屋根の家々が密集し、その先に二つの高い塔を持つ大聖堂がそびえていた。町に入ると、瓦屋根はごちゃごちゃ重なりあって坂を登っていたが、そう... 2018.02.10 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行読み物
スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (35) オアーズ川の黄金の谷をめぐるラフェールをすぎると、川は開けた牧草地を縫って流れていた。緑豊かな、畜産の盛んなところで、黄金の谷と呼ばれている。川幅が広く流れは急だが、安定した絶え間ない流れが緑の沃野を作りあげている。牛や馬や小さくユーモラス... 2018.02.03 スティーヴンソンの欧州カヌー紀行読み物