2018-01

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スティーヴンソンの欧州カヌー紀行

スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (34)

この町のどこにも他に宿屋はないようだった。町の人に道をたずねると教えてはくれるのだが、たずねていくと、そこはぼくらが侮辱された例の宿屋なのだった。ラフェール中を右往左往したが駄目で、悲しくなってしまった。シガレット号の相棒はすでにポプラの木...
スティーヴンソンの欧州カヌー紀行

スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (33)

中に入って服を着替え、ワインを頼むことができれば、行き違いは解決されるだろうと感じていた。それで「泊まれないんだったら、食事だけでもしようか」といって、バッグを下ろそうとした。そのとき女将の顔に、けいれんの発作のようなものが浮かんだ! 彼女...
スティーヴンソンの欧州カヌー紀行

スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (32)

ラフェールでのさんざんな記憶その日のほとんどは、モイですごした。というのも、ぼくらはのんびりと物思いにふけったりするのが好きだったし、舟で一日に航海する距離をのばすのは好きではなく、朝早く出発するのもいやだった。おまけに、ここはゆっくりして...
スティーヴンソンの欧州カヌー紀行

スティーヴンソンの欧州カヌー紀行 (31)

実際のところ、オアーズ川自体に問題は何もなかった。このあたりの上流部では、海に向かって、まだとても速く流れていた。川が湾曲しているところも急流で音を立てて流れていた。この激流と闘っているうちに、ぼくは親指を痛めてしまい、その後はずっと片方の...
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