船舶での非常時の連絡に有効な国際VHFについて、
利用可能なチャンネルと具体的な手順を A4 用紙 2 枚に整理した「国際VHFの運用手順」(pdfファイル)をダウンロードできるようにしました。もちろん無料です(欧米ではこうしたカードが普通に販売されています)。
印刷してラミネート加工し、無線機の近くに置いておけば、忘れても安心?
国際VHFの運用手順 (pdfファイル)
国際VHFでは、操作(運用)する者の資格として
●海上特殊無線技士の免許
設置する無線機(船舶局)に対して
●特定船舶局の免許
の2つが必要になります。
プレジャーボート用の無線機としては、
●携帯可能な出力5W以下のハンディタイプ
●25W 以下の固定型
があります。
無線機の出力によって、必要な運用資格が変わります。
●5W 以下: 第3級海上特殊無線技士以上
●25W以下: 第2級海上特殊無線技士以上
※ 自艇で無線局を開局するには、海上特殊無線技士免許を取得した上で、
電波法に基づいて「特定船舶局」の開局申請をする必要があります。
3級海上特殊無線技士免許については、マリーナ等で行われる講習を受けるだけで免許が与えられたりするため、ハードルはそれほど高くありません。国家試験を受けて、手数料のみで安くすませることも可能です。
船舶局の開局申請については、技術基準適合証明を受けた、いわゆる「技適マーク」付きの無線機を購入して申請すれば許可されます。
申請内容については、無線機に添付された資料の説明に従って所定の用紙に記入するだけです。提出は、オンラインでも可能です。
関連する情報のサイトは、次のとおりです。
総務省の『国際VHF利用ガイド』(pdfファイル)
国際VHFに関する一般的な説明(日本マリン無線協会のサイト)
国際VHFを使用するための免許について(日本無線協会のサイト)
ここで1~級海上特殊無線技士の詳細情報が入手できます。
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前回掲載したの国際VHFの具体的な運用手順についてはこちら